2008年 06月 20日
自分の感受性くらい
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ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもがひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
(-茨木 のり子)
この詩にうわぁ、と思い、友人に伝えました。
そして友達が会社の日報に書いたということば↓
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> > 友人から、心に響く言葉をもらった。
> > 自分の感受性くらい、自分で守る。
> > 守れないことを他責にすることはた易い。
> > た易いが、そこですべて終わる。
> > 自責で生きていく人だけが、前に進むことができる。
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“自分の感受性くらい、自分で守る”
自分の感受性くらい、自分で守る。
どきっとしてしまう詩です。
by saolog
| 2008-06-20 22:58
| FLOWER お花・植物